園の教育研究 ピアジェ理論への招待

「ピアジェ理論に基づく幼児教育への招待」

日本幼年教育会がピアジェの来日を実現し、ピアジェから直接の指導を仰いで、ピアジェ理論による幼児教育に取り組み始めたのは、設立早々の1970年のことでした。それ以来40年以上にわたって多くの実践と研究を積み重ね、我が国の幼児教育の発展に大きく貢献して参りました。

とりわけ日本幼年教育会が毎年3月と7月に開催している研修大会では、幼児教育の実践に携わっておられる方々から、ピアジェ教育に関するさまざまなご報告やご意見が提出されました。そのため今やピアジェ理論は、幼児教育の中に深く浸透し、幼児教育実践における不可欠な基盤をなすに至ったのです。

筆者は、学生時代からピアジェの発達心理学を研究していた関係から、日本幼年教育会主催のこれらの研修大会にはほとんど欠かさず出席して、日本の幼児教育について学んだり、ピアジェ理論について解説したりしてきました。

この度幼年教育出版株式会社は、これらの研修大会で筆者の行った講義記録から、いくつかの要点を取り出して、このような形でまとめて下さいました。読み返してみて、大変懐かしく、かつ嬉しく思います。確かにWEBページの性格上、舌足らずなところもいくつかありますが、ピアジェ理論の立場から幼児教育を考えるときの一つの手がかりにして頂ければ幸いです。

公益社団法人 日本幼年教育会
元教育顧問

滝澤 武久