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鏡文字を書くのは、なぜ?

ひらがなを覚えたての子が、ひらがなを書くときに鏡文字を書きやすいのはどうしてでしょう?しかもこの傾向は万国共通だと聞きました。とても不思議です。

 幼児が文字を書くとき、鏡に映したように左右逆転した文字を書くことがあります。これが鏡文字であって、逆文字とか、裏文字とか、鏡映文字などとも呼ばれています。しかし文字を書くときだけでなく、不対象な図形を描くときにも左右逆転をするし、文字を読むときにも「さ」を「ち」と読んだりする「鏡読み」が生じます。
 最も頻繁に見られるのは、平仮名で書かれた鏡文字です。欧米の幼児も同様に、bをdと書いたり、pをqと書いたりします。ただ、同じ子どもでも、文字によっては必ずしも鏡文字にはなりません。また同じ文字でも書くときの条件によって、鏡文字になったりならなかったりすることがあります。
 鏡文字は、幼児が左右の関係把握が難しいことと、利き手がまだ分化していないことにより現れます。つまり幼児では、大脳の右半球と左半球の働きが未分化だからです。だから、発達的には、鏡文字を書くのは普通のことであって、心配する必要はありません。大脳の成熟とともに、空間の関係把握の働きが発達し、ごく自然に修正されていきます。逆に、あまりにもやかましく修正させると、書くことに恐怖を抱くようになることさえあります。むしろ、書くことに興味を向け、書くことの喜びを積み重ねるよう導くことが大切です。

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