園の教育研究 幼児の行動のふしぎ

ママと先生の??(はてなはてな)

どうして音や音楽、リズムが好きなの?

① 以前に曲に合わせて踊ったことがある曲がかかると音楽に合わせて自然に身体を動かしたり、我慢できずに立ち上がって踊り出すのはどうしてでしょう?
② 子どもたちは音の出るものが大好きです。カチカチとかことこととか音が出るものは、何でも鳴らして遊びます。どうして音が出るものが好きなんでしょう?
③ おはしや棒を手に持つと、机やお弁当の縁をたたいて遊ぶ子が多いです。まるで太鼓をたたくように、おはしや棒でリズムを刻みます。これはどんな子でもそういう傾向があるような気がします。どうしてでしょう?
④ トイレのドアを閉めるとき、わざと音を出して閉めます。静かに閉めるように注意をしても、いつもバタンと音を立てて閉めます。どうして音を立てることがうれしいのでしょう?
 

 子どもは本来、リズム感を持っていて、リズミカルな音楽を聞くと、頭で受け止める前に反射的に身体で反応します。そういう活動を何回か繰り返していくうちに、いろいろなリズムを身体で表現できるようになります。またその音楽に合わせて、楽器や机などを叩いて自分で音を出すこともできます。こうして、リズムの拍子が取れるようになるだけでなく、音楽の楽しさを感じるようになってくるのです。
 歌も、子どもは身体のリズミカルな動きが入るように歌いながら、覚えます。そして、声を出して楽しく歌っているうちに、リズム、音程、音の流れを感じ取っていきます。子どものリズム感覚を育てるうえで大切なことは、普段の生活の中で、楽しくなるような音楽や心休まるような音楽を聞かせてあげることです。そうすれば自然に身体でリズムを感じ取るようになります。

 逆に、不愉快な音は、できるだけ避けるようにしましょう。非常に大きな音、高すぎる音、長く続く低い音など、不協和音は人の心を疲れさせます。確かに幼児は、戸をバタンと立てる大きな音、バタバタと引きずるような足音、ガタガタという機械音など、不愉快な音でも、最初は珍しさもあってか、その音を繰り返し聞いて面白がりますが、やがてそれを聞くことに飽きてくるでしょう。幼児期は聴覚器官の発達がほぼ完了する時期と言われていますが、実際、音に対する幼児の鋭敏さもリズム感も身につく時期です。だからこの時期に、不愉快な音にばかり接していると、それに慣れてしまい、音感が育たないでしょう。
 とはいえ生活の中には、そういう騒音を聞く機会が無限にあります。したがって、これらをすべて遠ざけるわけにはいきません。それだけに、騒音を退けるよりもむしろ積極的に美しく楽しい音楽を身近に取り入れることによって、どもがいつもいい音に親しめるようにさせたいものです。いい音に対する感覚を生活の中で生かすことによって、音の快、不快を聞き分ける力もごく自然に身についてくるからです。

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